小児歯科というのは、こどもの虫歯を治療するだけではなく、こどもの成長を歯科の立場から援助するのが大きな仕事です。
こどもの歯、歯並びは親にとっては心配な事だらけ。虫歯になったらどうしよう?きれいにはえかわる?
そんな疑問にもていねいに答え、歯と口を中心にお子さんの成長発育を考え、管理、誘導していくのが役割です。
こどもは小さい大人ではありません。生活リズムや生活習慣など、成長にあった環境をつくってあげなくては健康はえられませんし、もし、そのために虫歯が出来てしまったときにも、大人のようにスムーズに治療ができるとは限りません。
また、短い期間に歯がはえ、生えかわるというダイナミックな成長を遂げるため、大人に比べ短い期間で虫歯のリスクに大きな変化があるほか、生えかわり期特有の様々なトラブルを生じることがしばしば見られます。
変化の大きな時期ですので、このようなトラブルの兆候を見逃さず、早めに対処することがとても重要です。 そのため、小児期では大人に比べて短い3ヶ月から半年の間隔で定期診査が必要なのです。
小児歯科の受診は、歯に問題が生じる前が最善です。 受診は歯がはえる前からでも結構です。 お子さんの将来に虫歯のない丈夫な歯と健康なかみ合わせをプレゼントしてあげられるよう頑張りましょう!